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#11 銀座デパート最終戦争 2010/05/24

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5月18日の「ガイアの夜明け」は「銀座デパート最終戦争」。今の銀座は、松坂屋の斜め前にユニクロ、隣にZARA、その隣にH&Mとファストファッションが展開。松坂屋銀座店の売上は5年間で20億円以上減少したようです。そこで4月、松坂屋は、ファストファッションのフォーエバー21を誘致した。ファストファッションとは、最新の流行を採り入れながら低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで世界的に大量生産・販売するファッションブランドやその業態(朝日新聞グローブ)。松坂屋の入口売場に250円、980円と言った値段の洋服が並んでいます。
昔の小売は、店頭で相対でそろばんの玉をはじきながら値段交渉をしていた。その時代に三越が定価販売を始めた。これが日本のデパートのきっかけ。これに対し店員を削減し半端な値段で販売したのがスーパー。そして今、店舗も販売員も持たない小売業態のネットショップが急成長。2009年度の業態別の年商は、百貨店が13年連続減少で7兆円、チェーンストアーも13年連続減少で、遂に13兆円を割り込む。逆にネット販売は7兆円となり百貨店に並んだ。ネット販売業界は2012年度に10兆円の大台に乗ると予測している。なお、前述のファストファッションの店頭販売はチェーンストアーの統計数字に入る。
これからは、小売業が流通であっては生残れないように思う。あるコンビニ大手は、6割以上がPBブランド。トップバリューはスーパー大手のPBブランド。PBブランドは、お金と人と時間が必要。出来ないならば売り方に付加価値をつける必要があるのでは。

#10 飛騨の高山、西の高山 2010/05/16

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飛騨の高山に対し西の高山と呼ばれるところがあります。それは加古川市上荘町国包です。ここは加古川を利用し材木が集散されたところで古くから木工が盛んです。現在でも国包の建具として知られており、地場産業に指定されています。過去には、チリのつもらないサンを持つ建具を作り総理大臣賞を受賞した名工を輩出しています。しかしながら、木製の建具はアルミサッシに取って代わられています。いくら精巧に作っても気密性はアルミサッシにはかないませんし、建築が洋風になった今、障子のある家は皆無です。そういう我が家も窓を早くアルミサッシに替えたいと思っていますが、先立つ物がなく国包の建具のままです。
建具の技術は習得するのに長い時間が必要ですが、建築様式が変わり、アルミサッシという工場で作られる代替品ができ、木製建具の需要は激減しています。このまま行けば跡を継ぐ人がいなくなるのではと心配します。もともと国包の建具は、農業用の唐箕(添付ファイル参照)作りから建具に変化したもの。今度は次ぎなる物に変化すべき時が来ているのではないでしょうか。

#9 GWの土産 2010/05/13

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皆さんゴールデンウィークはどのように過ごされましたか。私は姫路市の安富町にいました。社長は四国に行かれたようで、お土産に瓦せんべいを頂きました。社内で癖になりそうと言いながら皆で食べました。瓦せんべいは神戸の土産と思っていましたが、香川の讃岐や広島の府中にもあり、元祖を名乗る製造業者も複数存在するようです。
ところで食べ物の名称に瓦とはいかがなものでしょうか。瓦せんべいの起源を調べますと、湊川神社説、弘法大師説、平家物語説、武士の恩賞説の4説がありました。私は瓦せんべいの名称の起源についてもう1つ違ったことを考えています。
私は、瓦せんべいの色に注目しています。瓦は一般的に黒です。せんべいは茶色です(最近府中で黒い瓦せんべいが作られているようです)。なぜ茶色なのに瓦なのか。瓦で茶色といえば赤瓦。赤瓦は、粘土に殺菌作用のある塩を混ぜて焼いた瓦です。赤瓦は別名「明石瓦」と呼ばれ、昔は江井ケ島周辺で焼かれていました。つまり瓦せんべいの瓦は明石瓦ではないでしょうか。
残念なことに明石瓦はもう焼かれていません。時代の流れでしょうか。今、瓦は洋瓦になってしまいました。明石瓦工場の廃墟の写真を掲載しておきます。次回は建築の変化に伴い埋もれかかった技術をもう1つ紹介します。

#8 朝は頭が冴えている 2010/05/12

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日曜の朝TBSで「がっちりマンデー」という番組があります。愛犬の散歩から帰ってきて見ています。少し古い話ですが年末年始の特番でネーミング大賞の話がありました。
第19回ネーミング大賞は「芝 耕作」という芝刈機だったそうです。ネーミングが企業業績に与える影響について賛否両論でした。その中で、エステー化学の社長が、「ネーミングは人に任せられない」と言い。どのようにして考えるのですかの問いに「一晩寝ると夜明けにスーとひらめく」とコメント。会場は大爆笑。
しかし、夜明け、朝は重要な時間だと思います。確か湯川博士も明け方にひらめいた方ではなかったでしょうか。世界を見ますと、地場の強さを示す単位に名前を残すドイツのガウスは、1835.1.23朝7時、起床前に理論を発見したそうです。熱力学第一法則のドイツのヘルホルツは「朝、目を覚ますと、そのとたんにすばらしい考えが浮んだ」とのこと。スコットランドの詩人ウォルター・スコットは「いや、くよくよすることはないさ。明日の朝7時には解決しているよ」と言ったとか。お茶の水大の外山滋比古名誉教授は、「朝飯前」は簡単な仕事の意味ではなく、本来は一番作業がはかどる時をさすのではと言い、朝飯前の時間を長く取るために、朝食と昼食をいっしょにしたブランチを勧められています。学生にしっかり朝食をとりなさいと言うのは間違い?

#7 通勤電車 2010/05/10

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3月、座れていた朝の電車。4月になると新社会人や新高校生でいっぱい。4月25日の「所さんの目がテン!」でも一番混むのは4月と言っていました。同番組で通勤電車の過ごし方を30人にアンケートした結果、携帯電話が断トツの1位で16人、2位は読書で7人、3位は音楽で4人、4位がゲームで3人だそうです。私が3月に観察した朝の電車では、断トツ1位が居眠り、2位が読書、3位が新聞です。携帯電話については自粛を求めるポスターやアナウンスがあります。学生のいない春休みの朝の通勤電車では携帯電車やゲームをする人はほとんどいません(逆に帰りの電車になると様子は変わりますが)。これら乗車中の行為について、茨城大のN教授は「人間は混んだ電車の不愉快を、自分の存在感を消して無関心でいることで耐えている」と解説されていました。通勤電車で皆さんは何をされていますか。
私は、若いころ通勤電車で歴史小説を好んで読いました。しかし、歴史小説は所詮小説、作り話。いつの間にか読まなくなりました。サラリーマンの何人かは新聞を読んでいます。しかし、記事についての意見を聞いたことがありません。逆に一ヶ月前こんな事がありましたよねと尋ねても返事はまずありません。何を読んで何を考え何を頭に入れているのか疑問に思います。ニュースは朝のテレビで十分だと思います。
最近の私は、数駅間で本を読みます。本は前述のとおり小説は読みません。ここ一年読んだ本は何かと言うと、井沢元彦氏の本、和田秀樹氏の本、角川の「ビギナーズクラシック」シリーズ、「思考の整理学」、「バカの壁」、PCの本等です。私はこれらの本を読んだ時、ここと思うところに印を付けたり、メモを取ったりしています。いつか役に立つ時が来ると思います。後の駅では本を閉じて居眠り派です。朝は頭が冴え元気なはずですが疲れを感じてしまいます。