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#104 平成26年12月22日 2014/12/22

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平成26年も残すところ10日を切りました。振り返ってみるとアベノミクスの効果もなく経済は停滞気味、やしきたかじん、土井たか子、高倉健、菅原文太などの昭和の著名人がたくさん亡くなりました。暗いニュースが多かったような気がします。
暗いニュースの中で、昨年から出てきたニュースがあります。一度にたくさんの犬が捨てられていることです。今年も栃木、佐賀、山梨で起きました。ブリーダーが捨てたものと思われます。原因は、昨年の夏の改正愛護法です。改正前は、流通市場で不要になったペットが市町村で処分されていましたが、処分できなくなったためです。政治・行政にも問題がありますが、買う側、売る側にも問題があると思います。犬は、人類最初の家畜で、人類が地球全体に広がったのは犬がいたからとも言われます。そんな犬が物として取扱われるのは不憫でなりません。犬を扱うブリーダーや小売業の方には初心に戻っていただきたいものです。
そう言う私も先月犬舎登録をしました。繁殖できるわけです。一般的に市場に出ることのない血統ですが。もし子犬が生まれたら、欲しい人の覚悟を確認した上でお譲りしたいと思います。

#103 文化の日 2014/11/1

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11月3日は文化の日。元は明治天皇の誕生日です。また、日本国憲法が公布された日でもあります。憲法記念日が5月3日なのは日本国憲法の施行日だからです。
現憲法について改正あるいは解釈の変更を言っているのが保守派右翼の自民党、現憲法を守ろうとしているのが革新派左翼の政党。一見、左右が反対のような現象になっています。
左派、右派の考え方はフランス革命時における議会の席によるものだそうです。フランス革命で王家は処刑されたわけですが、そのうちの1人マリー・アントワネットは、ファッションに敏感な方だったようで、ハンカチの規格を正方形に定めたのも彼女だそうです。彼女の誕生日は、11月2日。ハンカチの日は11月3日です。

#102 秋の田の 2014/10/16

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「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露に濡れつつ」
ご存知、百人一首の第一首、詠み人は天智天皇とされています。天皇が夜露に濡れて、田の番をするとは…。
今、田は稲穂が黄金色に染まり頭をたれ、刈入れを待っています。農家にとっては、刈入れ前のこの時が一番至福のときではないでしょうか。この風景を小6の秋の写生大会で絵にしました。市の展覧会の出品作品となり賞を頂きましたが、当時の自分にとって不満の残る作品でした。故に絵は残していません。自分の絵で残っているのは、高2の美術の授業で初めて描いた油絵です。自分ではある程度納得のいく作品でした。しかし、ペインティングナイフの使い方が判らず、水彩画のような絵で、油絵から興味が無くなる結果となりました。
そこで今一度新しい分野で作品を。「秋の田の 黄金に染まる 稲穂かな」どんなものでしょうか。良いのか、悪いのか。俳句に本歌取りの技法があるのか、単なるパロディなのか。さっぱり判断がつきません。どんなもんでしょうか。

#101 おこし 2014/09/16

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朝夕すっかり涼しくなりました。週間予報によると週末は長袖が必要とのことです。
幼い頃、秋になると、農家を一軒一軒まわり小米を買って回る業者がいました。祖母によると粟おこしを作るためと言っていました。粟と小米と聞いて理解できませんでした。おこしは大阪では縁起物で、お土産としてよく頂きましたが、あまり好きではなく、いつもお湯につけてふやかして食べていました。
おこしと言えば、この8月に発売された「みおつくし料理帖」の最終巻で、主人公の「澪(ミオ)」が最後に作るのが「粟おこし」です。文化15年卯月朔日、「あさひ太夫」が「野江(ノエ)」に戻り、お祝いに「粟おこし」が撒かれます。小説は、年号が文政に変わった卯月22日の大坂で終わります。新しい門出が始まる時に終わりです。その後どうなるか是非知りたいという衝動に駆られます。何と、末巻に憎い仕掛けがありました。文政11年の料理番付。東の大関は「つる屋」の「自然薯尽くし」、西の大関は「みおつくし」の「病知らず」、行司は「一柳(イチリュウ)」改メ「天満一兆庵」。見事な「三方よし」。
この料理番付。秋の夜長に「みおつくし料理帖(全11巻)」をお読みいただき、味わってみてください。

#100 科学界、重い代償 2014/08/06

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理研の副センター長が死去されました。昨夜のテレビ、今朝の朝刊のトップニュースでした。ご冥福をお祈りいたします。
テレビでは、STAP細胞やiPS細胞の可能性についてのニュースも報道されていました。ここで注意すべきは、STAP細胞はiPS細胞よりがん細胞になりにくい細胞との報道です。裏を返せばSTAP細胞もiPS細胞もがん細胞になる可能性があると言うことではないでしょうか。この件について、養老孟司(東京大学名誉教授、医学博士)はその著書『「自分」の壁』で『よく、「遺伝子組み換え大豆」を使った食品の安全性について心配する人がいます。私自身は、その種の食品の安全性をあまり心配していませんが、仮にあれが心配だというのであれば、iPS細胞も心配したほうが良いでしょう。生物学者の福岡伸一さんは、iPS細胞とがん細胞は生物学的に見ると、よく似ている…』と述べられています。
私が、もっと心配しているのが食品の安全性の問題です。つまり残留農薬の問題です。7月14日放送の「未来世紀ジパング」で、ベトナムでは中国産野菜を専用の洗剤で3回洗ってから食べるそうです。